私にとっての「こうのとりセラピー」

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女性として生まれてきて、
赤ちゃんが欲しいと思う感情が「理屈じゃない」ことを
実感するなんて、若い頃は思いもしなかった。
「愛する人とSEXしたら赤ちゃんができた」と
言葉にするものチープなくらい、
本当はごくごく当たり前で、とても自然なことが、
自分は当たり前じゃなくて、全然自然なことじゃなくて、
奇跡を望むよりも、絶望と背中合わせだった日々。

いつしか変化していった、
“神経質に排卵日を測定した
この日を逃せない行為の要求” に対して、
「どうせ(赤ちゃん)できないんでしょ。」
という彼の眠気に負けた嫌味混じりの言葉。

お互いがお互いを傷付け合う。

今、思うのです。
妊娠することに対して異常に執着して
神経質になっていたこと。
流産が続いた時、彼の前で素直に泣くことも出来ず、
人前でも平気なふりして感情を殺してしまったこと。
人間関係のストレスと過労の肉体衰弱が、
どんどん妊娠を遠ざけていたこと。
そんな今の自分の状態を分かっていても、
それをどうする事も出来なかった
不器用過ぎた自分。

不妊治療は、
どんなにストレスが溜まっていても、
それによって体の不調が起きていても、
医者はそこには関わらない。
あくまで妊娠するための直接的な手段を、
技術と薬物を利用して行うプロフェッショナルだから。
だけど女性ホルモンに関わる治療なので、
本当は感情にかなり作用してしまう。
繰り返される、希望と地獄の感情のループに
声も出ないほど心が折れても、医師に求められるのは、

「赤ちゃん、欲しいんだよね?」

その地域では当時不妊治療で有名だった、
某クリニックの医院長に言われた心無い言葉。
運良く授かった後も、私の中で消えない。

欲しいに決まってるじゃん。

妊娠できないと、女性側が原因のように決めつけられ、
プライドも羞恥心も投げ捨て診察台で何度も股を広げ、
数えきれない本数の注射を打ち、薬を飲み続け・・・

それもこれも、全ては我が子をこの腕に抱きたいから。

聞きたいのは、きっとあんな言葉じゃない。

私らしい方法で、
不妊と向き合って頑張っている方の、心と身体を癒して
妊娠率を少しでも上げられる事ができたら。

微力ながら、
そんな思いから生まれた
「こうのとりセラピー」です。

 

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